肩の力を少し抜いてあげることは、誰にでも必要なこと。この本は、そんな時、そっと手助けしてくれるような本かな、と思います。ただし、本書には注意点があると思いました。読まれる際には先に本ページの最後をご覧ください。
読みながらで構いませんので、少し肩から腕にかけて脱力し、伸びをして・・・今ここにいる自分のからだに意識を向け、からだの声を聞いて緊張をほぐしてみてくださいね。
「生きていれば、どんな慰めの言葉も耳に入らず、二度と立ち上がれそうにない困難が訪れることもある。積み上げた砂の城を波がさらっていうように、一瞬にして心が崩れることもある。そのときにできるのは、自分をもっと愛することだ。あなたには、自分を愛するチャンスがあるということを忘れないでほしい。自分をもっと理解して 自分にもっと寛大になり 生きる速度が速すぎるときは立ち止まって 自分のためになることとは何なのか、真剣に考えてみるといい。」(P17-18)

「親切にしてあげられなかった人々のことが思い浮かぶ。何をしてもとくに楽しいと思えない。新しいことに挑戦するのがおっくうで、今の日常も気に入らない。身体と心がつらくて大変だというよりは 重いという感じに近い。 何をしたいか、何をすべきかがわからない。 さみしさは予告なしにやってくる。(中略)さみしさは人を無彩色にする おいしいものを食べても味がわからなくなり、 これと言って食べたいものも思い浮かばない。(中略)さみしいからと言って無理にあれこれ新し事を初めて 孤独を忘れようとしてはいけない。 ほんの少しの間は気が紛れるかもしれないけれど、再びさみしさに襲われて、身体と心が疲れてしまうだけだ。さみしいのは、あなたが一人でとても遠くまで来たからだ。ひとりでひたすら仕事を一生懸命にこなそうとして、ひとりで何らかの成果を出そうとして、自分と合わない人々から遠く離れようとして。生きていれば、そんな日が訪れることもある。さみしさを案じざるを得ない日々が。 そんなときは、ゆっくり ゆっくり 通い慣れた場所、慣れ親しんだ人、なじみのある何かの元に戻ってみることをおすすめする。 慣れた場所で無理をせずに過ごせば、さみしさから抜け出して、安らかな気分を感じることができるだろう。」(P54-57)

「もし、安全な場所が自分を苦しめるのなら、僕たちは、その場所を捨てて 新たな地を目指さなければならない。 よりよい人生のために 新天地へと旅立つ決心をすべきときがくる。 その旅程が君にとって 糧となることを祈っているよ」(P134)

「傷やつらさを癒してあげたいという気持ち ずっとそばにいたいという気持ち 伊t所にたくさんのことをしたいという気持ち。 そんな気持ちになれる相手と一緒にいれば、人生はよりいっそう安定した 満足度の高いものに変わっていく。 これからの日々、貴方が理想の愛とささいな出来事の中から 多くの幸せを感じて生きていけますように」(P106)

【読まれた方/これから読まれる方へ】
この本で何カ所か、気になるところがありました。たとえば、P136、「どこに行っても愛される人」(P151~154)など・・もっとあるかも知れません。
この本のタイトルは「大丈夫なふりをした」人に向けられたメッセージを持つので、読者層は、日頃からどちらかというと我慢して、忍耐して、人を悪く言うこともできない人が主流かもしれない。にもかかわらず、「もっと我慢しなさい、忍耐して内に込めなさい」 「愛される条件をクリアするように鍛錬しなさい」のような、メッセージ性を持つため、余計に疲れさせてしまう可能性があることが気になりました。読まれる時には、自分のこころにふわっと残る箇所だけを読むことをおすすめします。
「自分が愛されるに値する行動をしているかどうか 振り返ってみることも必要だという気がした。(中略)しかしせっかくなら小さな行動に気を遣って、人の気分を害することなく、受け入れられて愛されるなら、それは素敵なことなのではないかと思う。」(P154)【禁忌箇所】
これは、飛ばし読みをしていいとさえ思いました。「振り返ってみること"も”」と書いておられるので、「振り返るべき」とは言っていませんが、誤解を招くかもしれません。小さな行動に気を遣い、人の気分を読んで、受け入れられて愛される。それはとても難しく、誰にとっても成し遂げられないことです。顔色を伺う、同調圧力といった文化特性をもつ日本で、さらに人の行動に気を遣い、人の気分を読もうとすれば、息が詰まって、何も言えなくなってしまいそうです。
この本がすべて正しいわけではありませんので、選び都合よく解釈して、自分のこころを軽くするために役立ててください^^



