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「はじっこに、馬といる」河田桟

「はじっこに、馬といる」河田桟

今日は「はじっこに、馬といる」をご紹介。皆さんはウマというとどのような生き物だと思いますか?この本には、ウマをこよなく愛する河田さんの愛情があふれています。

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ウマとのコミュニケーションについて、こんな風に書いておられます。

「問えば、かならず返ってくる」という対話の関係は、ヒトのこころをやすらかにし、シンプルなここちよさ、楽しさを生み出す、と思うからです。ヒトにとって、生きていくうえで、コミュニケーションはなくてはならないものですが、いかんせん、ヒトとヒトとのコミュニケーションは複雑になりすぎました。

社会のなかでは、さまざまな「隠れた言葉」が飛び交っています。情報量の多さも桁ちがいになっています。いつもどこかで緊張を強いられていることがあります。」

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「ウマには「応答性」がありますから、対話を楽しむことができます。ウマと対話していれば、いつしかヒトは、自分のこころとからだの言葉を一致させることができるようになります。」

ヒトとヒトのコミュニケーションは難しいですよね。愛犬家としては、このウマとのコミュニケーションはきっと、イヌとおこなうコミュニケーションと類似するようなところがあるのだろうか、と思ったりします。

かくいう私もかつて愛ウマ家で、国内外旅先ではウマに会う・ウマに乗ることをモットーにしていました。国内ではなかなか自由に走らせてもらえませんが、オーストラリアでは広大な森を走らせてくれて、落馬しないようしがみつきながらも、風を肌に感じ、森の香り、過ぎゆく風景を楽しませてもらいました。内モンゴルでは、カラダは小さいものの筋肉質なウマに乗って、360度の大草原を散歩させていただきました。(かれこれ25年ほど前と違い、今はちゃんと今は乗馬ツアーなんてのもあるようです)まだ観光用ゲルもない当時は、ウマを見ていたら「乗る?」みたいな感覚で乗せてもらったのでした。

ウマとの一体感、自然との一体感を味わった時のここちよさは、忘れられません。

ーこれもきっと「ウマとの快適なコミュニケーション」 なんですよね。

河田さんは与那国島に移住してウマと生活しているということで、大草原と海が視界に広がるなか、ウマと会話しながら、ゆったり過ごされています(私のイメージですが)。

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「毎朝、ウマと一緒に夜が明けていくのを眺めていると、自分の体の細胞が生き返っていくのを感じます。わたしにとって、ウマは「薬」であり「養分」です。」

「ウマを通じて「野生」にふれていくことができる」ー

 乗馬で森を駆け抜けなくても、毎日の「対話」を通じて、野生にふれられるということなのだと思います。

与那国島でウマとくらし、ウマと対話するこことよさが伝わってくる1冊です。ゆったりしたい気分の時に、いかがですか?

 (写真のおウマさんは、信州信濃町アファンの森のおウマさんです。(雪丸・茶々丸))