今日はこの本、 「よりそうつきひ 」(一部のセレクトショップの本屋さんで販売していたのか、入手しづらいかもしれません)。やさしい文章に、きっとこころが安らぐ本。
文章をいくつか切り取って紹介したいと思います。
草木の小道にも、人の心の小道にも、春夏秋冬がある。花散りながら、芽吹く春。水涸れながら、盛る夏。
枯葉落とし、実る秋。凍えながら、蓄える冬
季節ごとに出会うかなしみの中で、やさしい言葉の種をまきながら、めぐる四季を歩んでる。

「わたし」とは得たもの 得て来たものより多く
手に入れなかったもの 手に入れられなかったもの
そして 失ったものでできている。
手に入れられなかった故意。抱きしめ損ねた夢。遠くかすんだ自由。
得られないこと なくすことにもいのちは宿る。それがわかるのはいつも後になってから。
それがわかるのは、いつも後になってから その時は気がつかなくても
その姿は見えなくとも 私の世界を彩る景色となる
静謐な時間をくれて、やさしい気持ちにしてくれる1冊です。ことばを1つずつゆっくり選んで、丁寧に丁寧につむいでいている。こういった書物を読むと、言葉によって心が励まされたり癒されるということがあると、私は思います。病気と闘いながらだそうだ。だからこんなにもやさしいのかな?そんなことを想います。
歳を重ね、大人になると、「わたし」の作り方、どこで間違えたと 自分を持て余す夜もある。
でも、消し去り会い記憶。なかったことにしたい失敗。忘れたはずの傷。治らない心の癖。
全部ひっくるめて、人生は煮込料理。
ある日、蓋を開けたら、いい味出してる「わたし」が、きっとひょっこり出来ている。
全国の16歳以上の男女計6000人に郵送で実施し、3559人が答えた。 読書の状況については08年度以降、5年ごとに調べている。 漫画や雑誌を除く本(電子書籍を含む)を1か月に大体何冊くらい読んでいるかを尋ねたところ、「読まない」と答えた人は62・6%と、18年度の47・3%から15・3ポイント上昇した。 一方、本を1か月に1冊以上読む人は36・9%で、前回より15・7ポイント減った。
最近は、本を読む人の数もぐっと減ったという。自分の思いや考えを言葉で伝えることが、私たち人に与えられた賜物・・・。
本を読むことで育まれる語彙力が育まれる。語彙力が乏しいと、自分の思いや考えを人に伝えることができない。語彙力が乏しい人では、理解力も思考力も乏しいと言われています。
語彙力が乏しいと、どんなに心の琴線に響く言葉も、十分に味わえないのではないか、と思うのだけれど。
“House of Healing for the Soul.”
かつて、エジプトの王ラムセス2世が自身の書を収め特別な部屋の入口に掲げていたといいます。
Bibliotherapy—the art of using books to aid people in solving the issues they are facing— was first used in 1916 by Samuel Crothers.
ビブリオセラピー/読書療法は、問題解決に役立つだけでなく、心理的効果もあるということが明らかにされています。読書によって軽減されるストレスは68%。音楽鑑賞、コーヒー、ゲーム、散歩などによるストレス軽減度を上回るとも。
そんなストレス軽減効果をもたらしてくれる本の1つではないかと思います。


