長野県信濃町、「ひとと木の会」さん主催の森林セラピーに参加してきました。
2時間半、
ゆっくり森を歩きながら、
木や植物の香りを嗅いでみたり、
葉を食べてみたり。
小川に足をつけてみたり。
森の木々のなかに少し分け入り、
シートを敷いて寝転んでみたり。
美味しいお茶を頂いたり。
メディカル・トレーナーさんにお世話になりました。
わずかな場所によって香りも違うんですよ。同じ木でも。
何度も来ている森なのに
気づかなかった
沢山の種類の草花、木々。
癒やしの森。
人間のカラダも、動物や植物と同じです。
植物が放つ香りや物質によって
細胞レベルで、影響を受けるんだなぁと感じました。
皆さんがよく知るものには、
マイナスイオン効果というのがあると思います。
人体を活性化させるマイナスイオンが
森林、滝、小川などの近くに発生すると言われていて、
次のような効果が挙げられています。
脳内のα波の発生を促し精神の安定をはかる
新陳代謝の促進
自律神経の調整・安定させる
交感神経興奮抑制し、不眠を解消する
血圧降下、脳の活動を鎮める
細胞活性化
疲労回復
そして、もう一つ大切な要素があります。
フィトンチッドです。
植物が自分を守るために、
自己防衛のために作り上げたと言われています。
Phyton=植物、Cide =殺す
という名のとおり、
殺菌効果や防腐効果があります。
桜餅に使われる葉、まな板に使われるヒノキ、
全て意味があるのですね。
フィトンチッドもまた、
マイナスイオンの効果(前述)と
同様の効果があると言われています。
6-8月頃、このフィトンチッドを樹木が
最も多く発散するといいます。
人間は周辺環境の影響に大きく左右される生き物です。
様々なものの影響を受けています。
人間は弱い存在です。
言葉ひとつでも大きなダメージを受けて病気になります。
私も以前の職場で、上司のハラスメント発言の2日後から、蜂窩織炎、帯状疱疹など感染症を立て続けに3つ発症し、40度の発熱が通算1週間以上続き、激痛に寝込んだ経験をしました。ストレスが過剰となり免疫機能が急激に低下した(と複数の医師に診断時言われました)ようで、
改めて弱さや心身の健康、自律神経やストレスと病気の強い関連を実感しました。
残念ながら、人間は弱いがゆえに他者を傷つけて止みません。
そんな時に、森に出かけ、五感で森を味わうことで、体がダメージを受け発病するのを予防的に助けてくれると考えられています。
是非、森に出かけて下さい♪
特に朝夕などは、熊にも気をつけて(・(ェ)・)
~樹木についてのおすすめ本
「樹木たちの知られざる生活」P.Wohlleben
を読んで、ますます森にひかれるようになりました。
きっと、森に行きたくなります。
林野庁資料より
NK活性とは:
ナチュラルキラー(NK)細胞の活性化を意味します。
主に流血中に存在し、抗腫瘍活性や抗体産生系に対する調節作用をもつ細胞です。
生体防衛免疫監視機構として注目されています。