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Columのご紹介 奄美大島の食養生 クサギ

Columのご紹介 奄美大島の食養生 クサギ

奄美大島には、本島にない様々な動植物が生息しています。

長野県で恐れられている熊はいないのですが、ハブ(毒蛇)が君臨しており、車を走らせて降りるときに、車底にハブ画ついて来ていることがあるから気をつけるように言われることもあります。国道でも、ハブの通り道というのが言われているので、その場所を走行する時は慎重になったりします。自宅でハブがどくろを巻いていた、という話も珍しくはなく、本島出身の人間は度肝を抜きますが、奄美の人にとっては「あるある」なわけで?ハブを捕獲して村役場にもっていけば、少しお金をもらうことができます。他にも、天然記念物のアマミノクロウサギ、リュウキュウイノシシ、アマミトゲネズミ、ルリカケスなどの美しい鳥などが生息しています。

リュウキュウイノシシの肉を冷凍保存しているご家庭も多く、しばしば振舞われることがあります。皆と語らいながら炭火で焼いて食べ、酒を交わすということも、最高の楽しみです(多分・・私が滞在していた大和村だけの文化かも知れませんが)。多い時で年4回、通算恐らく15回ほどは奄美に通いましたが、リュウキュウイノシシやイセエビ(味噌汁が絶品)をたびたびご馳走になりました。他にも、独特で豊かな食文化がたくさんあり、喰らい尽くしてきました。

奄美大島の食文化の背景には、厳しい自然環境や、薩摩藩に統治されていた過去の歴史なども深く関係しています。そんな歴史や自然環境についての知識を持ち合わせながら味わうと、より味わうことができると思います。

残念ながら、いまだにアマミノクロウサギには出会うことができていません。コロナも終息し、そろそろ奄美に帰り、馴染みの皆とアマミノクロウサギに会いに行きたいと思っています。

さて協会では、長野県や奄美大島のこころとからだの健康につながる自然や食・生活・文化などを

「いのちを育む知」として蓄積していく取組みを行いたいと考えています。

蓄積の形態は手探りの状態で変更の可能性もありますが、奄美大島の協会会員よりルポが届きましたので、Columのコーナーにてご紹介していきたいと思います。ホームページを訪ねて頂ければと思います。今後、会員向けのページに限定公開となる場合もあり得ますので、ご確認を頂ければと思います。