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針葉樹は頑固者?

針葉樹は頑固者?

カッコウの鳴き声をInstagramに載せているのですが聞いて下さった方はいらっしゃいますか?

よく聞くと、カッコウそれぞれ、声色が違いますよね。ベテランのカッコウと、まだ慣れず頑張って鳴いているカッコウがいますね。ヒヨドリなんでしょうか?美声のカッコウが得意げに鳴いているように聞こえます。

(InstagramーHealing Soundsに保存してありますので、よろしければとうぞご視聴ください)

連休に八千穂高原@長野県に行きました。連休前はまだ枯れ枝だったカラマツ。生き生きした新芽が勢いよく溢れていました。そういえば、東山魁夷画伯の「緑響く」で有名な御射池に映るのも、カラマツですね。大阪に生まれ、大阪や京都で長年育ち、針葉樹は旅先の北海道や海外でしか見られなかったので、憧れがありました。実際、日本でのカラマツの分布図を見ると、北海道や長野県以外にはあまり生息していません。海外のカラマツは、少しずつ品種が違うようです。私が見たのは、カナダのブリティッシュコロンビア州、アメリカオレゴン州、スイスアルプスでのようです。

針葉樹は、頑固者だそうですよ。

森では、共生するために、木々は様々な配慮をしあっているのだけれど、針葉樹は直立姿勢を断固として崩さない。自分は上へ、上へと成長し続ける。そのおかげで、風や雪に強いという。なかなか、いい生き方だな、と感心します。

他の人に気遣い、時に没個性化し、それをまた良しとする傾向の強いとされる日本社会とは、真逆のよう。気を使い、あっちに枝を伸ばし、こっちに枝を伸ばし、そのために枝は折れやすい広葉樹とは随分違いますね。

いつまでも見ていられる、森や林の風景。

それぞれの木々が個性を認め合い、互いに支え合う姿は、

どこか人間社会に訴えかけてくれているようです。

人間は自然環境や季節の影響から回避できません。できるだけ、自分にストレスをかけないように。

癒やしホルモンとも言われるセロトニンをたくさん体の中で分泌するためにも、

たまには林や森に出かけてみませんか?